粉砕処方と言っても、減薬の場合は元の量が少ないので、本格的な自動粉砕機(とは言っても数万円程度)は必要ない。乳鉢と乳棒があれば十分。

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乳鉢

必要なのは薬剤自動分割分包機。元々、老人や子供など錠剤を呑み込みにくい患者用なので、基本どんなに小さな調剤薬局でもおいてある。

ただ、小さな薬局だと、最大分包数が少ないタイプしか置いてない。最も少ないタイプだと21包までしか分包出来ないので、これでは減薬処方には使えない。

最低でも45包タイプは必要で、このレベルであれば数人規模の薬局でも置いてあるところは多いはず。

この上には、さらに、63包、93包、135包タイプがあるが、相当大きい薬局じゃないと、93包以上は置いていないと思われる。

ということで、どこまで減薬するかにもよるけど、ほとんどの薬局で、技術的には、粉砕処方対応可能なはず。

ただ、最初に錠剤をすり鉢で粉にしたり、装置にかけたり、通常の調剤作業に比べたら面倒なので、出来ればやりたくない作業には違いない。