■精神障がい者の平均余命は20年以上短い 東京大と支援団体が初調査

東京大学医学部付属病院精神神経科と社会福祉法人巣立ち会(東京都三鷹市)の合同研究チームは2017年8月17日、
精神疾患をもつ人の平均余命は一般人口データに比べ20年以上短いという調査を発表した。

死亡原因を比べると、心血管疾患が5.1倍、自殺が7.4倍高かった。
死亡した人の平均入院年数は15.6年、死亡時の平均年齢は63歳だった。

「突然死が全体の3分の1、立会者のいない死亡が約3割、87%が生活保護、障害年金のいずれかまたは両方を受給していました。
60%が糖尿病などの慢性疾患で通院していました。日本のように身体医療と精神医療が二分されている国では、
双方のコミュニケーションを推進し、重度精神疾患をもつ人の身体的ケアを向上させる必要があります。
本研究は精神障がい者の健康格差を啓発するための第一歩です」

https://www.j-cast.com/2017/08/18306102.html