遺伝を持って生まれた性質だとすると遺伝と環境は完全な別要因だとは思えない

たとえば、気弱な性質を持つものは攻撃的な人間や状況を含む環境にはあえて近づかない
遺伝は自分に適した環境を選ぼうとする
気弱な性質を持つものが、同じ性質をもった環境に入るとその性質はより強固になる
逆に攻撃的な環境に放り込まれるとうまくいけば気弱な性質が改善されるが
悪くすると気弱な性質が悪化する
環境は遺伝(生まれ持った性質)を増長もしくは変化させようとする
遺伝や環境に特別な問題(犯罪者や重度の精神病が身内にいるor厳密な意味での虐待・育児
放棄・いじめがあった等)がない場合、
遺伝と環境が互いに影響しあうことを考えれば
遺伝+環境の組み合わせが悪かったと考えるほうが合理的な気がする

犬は義を重んじ恥を軽んじる
受けた恩に報いようとする反面、人前で交尾・排泄をすることをなんとも思わない
猫は義を軽んじ恥を重んじる
世話をしても忠誠心を示すことはないし、人前での交尾・排泄を嫌う
これは犬はもともと集団行動、猫は単独行動をしていたからのようだ
集団で生活する上で有利になる義を強化し、不利になる恥を弱化した
単独で生活する上で不利になる義を弱化し、有利になる恥(プライド)を弱化した
これは集団行動(環境)を好むから義を重んじ恥を軽んじる性質があるとも言えるし
義を重んじ恥を軽んじる性質があるから、集団行動を好むとも言える
やはり遺伝と環境を引き離すことは容易ではないと思う