一気断薬の離脱の苦しみのうち、身体的な苦しみは忍耐で乗り越えることが出来るかもしれない。

例えば、肩やふくらはぎの異常な筋肉痛は、湿布などの外用薬もあるし、マッサージで一定レベル緩和することは可能だ。

これに対して、精神的な苦しみ、じっとして居られない、どうすることも出来ない、気が違いそうになる精神症状などは、身体的な苦しみとは違って、忍耐ではどうしようもない世界。

このような状況下で、精神状態を保って生活するためには、精神的な苦痛の鎮痛薬として、抗うつ薬や抗精神病薬が有効であるならば、誰がなんと言おうと、その日一日中を平常心で過ごすために、毒を喰らわば皿まで、という心境になるのは当たり前のことだろう。