体の成長を促すことで知られる成長ホルモンは、肌や筋肉、骨などの体組織の修復や再生をし、脂肪を燃焼させる働きもしてくれます。

「コルチゾール」というホルモンをご存じでしょうか。ストレスを感じたときに、ストレスへの抵抗力を上げるために多く分泌されることから、別名「ストレスホルモン」とも呼ばれています。

ロンドンにある大学の54歳以上の男女を対象にした研究で、髪の毛から検出されるコルチゾールのレベルが高い人ほど、肥満や太りすぎの人が多いということが報告されています。

現時点では、肥満だからコルチゾールが多いのか、コルチゾールが多いから肥満になるのかというあたりはまだ詳しくわかっていないようですが、いずれにしても、ダイエットとコルチゾールにも深い関係がありそうです。

コルチゾールは深夜から朝にかけて分泌量が増え、ブドウ糖が肝臓に蓄えられることで目覚めをサポートし日中の活動に備える働きがあることがわかっています。また、睡眠中に体内の脂肪を分解してエネルギーに変えてくれる働きもしています。