昨日の日曜は僕は6時に起きた
久しぶりに早く起きれたのでお父さんの手伝いをすることにした。
缶コーヒーをあけて、タバコを吸って外で待つ。朝食は取らない。
草を刈ったのを軽トラックまで運ぶ作業。
ヤギ舎に着いてお父さんが「少ないなぁ」と呟いて「もう1回刈りに行こうか」と行った。
僕はまた草を刈りに行った。
今度は僕も草を刈った。
公園の横にある荒れた土地は色々な植物がはえていて、刈りやすいのだ。
僕は鎌を手にして夢中で刈っていく。
通り雨が降りだして、僕の作業着を濡らした。
あまり大変ではなかった。
家に帰ってお昼ご飯を済ませたらまた暇な時間がやって来る。
リビングでは兄がテレビを見ているし、床の間ではお父さんが昼寝をしている。
僕は読書をする場所がなかった。
僕の部屋は倉庫となっていて、辛うじてインターネットが出来るパソコンスペースだけが空間になっていてクーラーもついていない。だから、暑くて読書どころでは無い。
僕は喫茶店に行こうと思い付いた
母にその話をすると「なんでそんな優雅な事が出来るの?私には理解できない」と言われた。
図書館は人がいっぱいいるだろうし、家にいては読書に集中できないのだ。
しかし、僕は母の機嫌を損なわないように、家で読書をすることにした。
集中できなくて横になってしまう。
リビングは貰ってきたメロンの匂いとクーラーの匂いが充満していて集中できない。メロンを眺める。模様一つ一つが職人の手によってつけられているんだろうな、と思って感心する。
その日は姉から5時から6時は開けといてと言われていたので、僕はメロンを眺めて模様をつける職人の姿を想像して時間を潰した