これは「自閉としての特徴」って
わけじゃないんだけど、
「他人に挨拶を交わすかどうか」は
ひとつの判断基準になるような気がする。

これは接客業で学んだんだけど、「いらっしゃいませ」と
「おはようございます」「こんにちわ」「こんばんわ」を
使い分けるといい、という話があった。
「『いらっしゃいませ』と言われて『いらっしゃいました』
(あるいは『参りました』)と答える客はいないが、
『こんにちは』と言われれば『こんにちは』と返ってくる」
エリック・バーンは『人生ゲーム入門』の中で、
こういうやりとりを「トランザクション」と呼んでいて、
「挨拶」はそのとっかかりになる。

朝の「おはようございます」から夜の「おやすみなさい」まで、
そのとっかかりはいくつもあるわけだけれど、
「それに対してどう感じ、どう対処しているか」は
分析の手がかりになると思う。