>>401
違うよ
過保護かどうかは表面的なものだからその根底にあるものを見極めないと判別がつかない
大きくわけると自己愛性人格障害に至る2つの道筋がある

第1は愛されなかったこと
第2はトラウマ体験

どちらも完全にわけて考える事は出来ないけれど、共通分母にあるのは"周囲の人物の顔色が大事"である体験をしていて安心感のない環境で育ってること

人(主に親)から拒絶,拒否を感じさせられる体験をする

それによる疎外感を軽減するために反動で人に受け入れられる、つまり愛されることが重要になる

愛されることが重要になると自分の言動に対する相手の反応が重要になってくる

相手に良く思われたい、悪く思われたくないために相手の顔色を伺うようになる
これがナルシシストと言われる所以
ナルキッソスが湖面に映る"美しい"自分に執着したように、相手の中に良い自分を映すことに執着する

これが自己愛性に至る第1の場合で典型的なケース
第2のケースは、トラウマになるような心的外傷に会うと、人は非安全感が非常に高まって、生命維持の為に安心と安全を第1に行動するようになるために、否応なく周囲の人間の顔色を伺うようになる
事実、脳の生命維持に関わる部位、すなわち爬虫類脳の神経系が改変される
親から愛されていないと感じている子供は安心感を持てない
すなわち、心的外傷にあった時と同様な変化が成長の過程で生じる

この辺りが自己愛は爬虫類脳が〜とか何たら時折言われる所以
ナルシシズム的傾向の発達は安心感のない環境が培地となって進むものであって、生命維持の本能と密接に関わってるから治療が非常に難しい