(浅草演芸ホールにて)
めくり、ナマポ亭レフト・エース
レ どーもレフトでーす
エ エースでーす
ふたり合わせて100歳越え、レフトエースでーす。ナマポ歴30年でーす。(「税金泥棒、罵詈雑言の野次が収まらない、
舞台にみかんの皮などゴミが投げ込まれる、半狂乱の客、ネタはできない。)
エ お前、どうすんだ?ナマポ教団、レフトナマポ教団の教主だろ?
レ そうだよ、メカヒキの前で毎日祈ってるよ。
エ メカヒキの代金払ってないだろ、300万円。
レ 払ってないよ、払えるわけねえだろ。
エ おれも幹部だけど、俺のところにも請求くんだ、どうするの?払うの?
  貯金2000万あるんだろ、社長補佐だったんだろー、払えよ。
レ しらねえな、小野キャップの件で大変だったんだ。黄色い救急車が来たんだ。
エ ゆたかちゃんからも聞いてるよ。お前どうすんだ?
レ お前こそどうなんだ、なにがエースだ、馬鹿野朗。
エ もうお前とはやってられねえな、正直ナマポやめたいなぁ。
レ ああやめたい、でも生きてくためにはしかたねぇんだ。
エ そうです、みなさまのお余りで生活させてもらっています。
レ みなさまのおかげです。(ふたり頭をさげる。)
(客席、万来の大拍手、がんばれよなどとあって)
エ 今日もまずいぞ、ナマポ飯。
レ レフ子を抱くよ、人形だけど。
エ それはそれでええやん(こだま・ひびき)
レ もういいぜ(サンド風)

ふたりとも感情失禁する、袖のナイツに抱え込まれて、退場する。