まず現在の統合失調症患者の統一化された妄想が具体的に何であるのかを列挙したい

1.集団ストーカー妄想:これらの妄想は「不特定多数の敵意ある者達」にストーキングされているという妄想である。ガスライティングとも呼ばれる。

2.電磁波攻撃妄想:これらは電磁波、あるいは未知の電波で攻撃されていると訴えるものである。隣の家が電磁波攻撃をして私の頭のなかをめちゃくちゃにしているなどがこれに当たる。

3.盗聴妄想:自分の部屋が何者かに盗聴されていると考える。このために部屋中の壁を引き剥がして盗聴器を探したりしてしまう。

これらの妄想はネット内で幅広く見られる。これらの根源にあるのは「自分が何者かに被害を受けている」という考えである。ここでポイントなのが、統合失調症患者の被害妄想のメカニズムはあなた方が考えるメカニズムと全くの逆だということだ。

例えば集団ストーカーを例に挙げよう。あなたは街中で数台の車があなたを付け回しているのに気づく。あなたは不審に思い、こう考える「私は集団ストーカーにあっているのではないか!」と。

統合失調症患者の患者は日頃から「私は何者かに何らかの攻撃を受けている」と確信していた。しかし何に攻撃されているのだかわからない。
その時、街に出るたびに不審な車に「私は集団ストーカーにあっているのではないか!」と。
こじつけなのである

つまり、患者は「私は何かに攻撃を受けている」という確信や疑念が初めにあって、その疑念に理由付け─大抵の場合これはこじつけに近い─を行うのである。

先に述べた認知機能障害もこれに拍車をかけ、理由付けが更に非合理的なものになってしまう

企業として統合失調症患者にサービスを提供する以外にも商品としてモノを売る場合もある。

電磁波防御 ヘッドキャップ
このような電磁波攻撃遮断に効果があるとする商品が典型例だが、中にはアルミホイルで電磁波を跳ね返すそんな「アリエナイ商品」でも苦悩している患者たちは藁をもつかむ思いで購入してしまう。
まるで霊感商法このような商品を購入する統合失調症患者はかなり病状が進行しており
家族との仲が険悪になる