学会には未発表だが、現在、仮説を検証している
人間(おそらく哺乳綱や鳥綱全体にも)は外向型か内向型という対立項があり、
それぞれの型は先天的に脳の構造が異なる
外向型(圧倒的多数派)の、内向型とは異なる特性は、
・社交的。多くの他者と群れることを好む
・決断が早い(先を考えずに行動する)
・運動能力が高い傾向
・意図せずとも気分転換できる(忘れっぽい)
・外部刺激を遮断するフィルター機能が高く、大雑把(バイアスがかかりやすい)
・序列付けを好み、マウンティングしたがる
・感情が強く、理論は重視しない傾向がある
内向型(少数派)の、外向型とは異なる特性は、
・非社交的。一人でいることを好む
・先をよく考えてから行動する
・知能が高い傾向
・記憶力が高く、気分転換が難しい
・外部刺激を遮断するフィルター機能が弱く、細かいことに良く気付く
・序列付けを好まず、他者を見下すことに興味を持たない
・理論性が強く、感情的に考えない傾向がある
また外向型と内向型の特性のそれぞれを一部ずつ併せ持つタイプもあり、両向型という
で、発達障害因子とは特定の特性を突出させる因子であり、40〜50人に1人くらいの割合で存在する
外向型をベースに持つ人に発達障害因子が重なり、考えずに行動する特性や忘れっぽい特性が突出して
社会生活に支障を来たすほどになっている状態がADHD
内向型をベースに持つ人に発達障害因子が重なり、非社交性や高記憶力、フィルター機能の弱さが突出して
社会生活に支障を来たすほどになっている状態がASD(広汎性発達障害を除く)
両向型をベースに持つ人に発達障害因子が重なり、外向型や内向型の特性のどれか一部が突出して
社会生活に支障を来たすほどになっている状態が広汎性発達障害
と考える