では、ASDの基礎的定義
1.社交性の障害
 古くは社会性の障害と呼称されていたが、不適切な表現であるため、改めるべきだろう
 社交性=積極的に他者と関わろうとする行動や意欲。パーティーに参加したり、友人と飲みに行ったりすること
    ASDは、そうした”友人付き合い”に興味を持たない
    また基本的には極度に無口な点も、社交性の障害の現われ方の一つ
 社会性=社会の規範(法律や条例、社則や校則などの決まりごと)を忠実に守ろうとする行動や意欲
    ASDは社会性が病的に高い。俗に「真面目病」とも言われる
    「社会性に障害がある」では、まるっきり逆の意味になってしまう
    実際に社会性が欠如した障害は「反社会性パーソナリティ障害」として存在する
    ASDと反社会性パーソナリティ障害とでは多くの点で正反対の性質を持ち、対極の関係の一つと言える