ぼくが考えた典型的な自閉症者

昭和50年代生まれ 男児
親は戦時中生まれの超高齢 親自身が自閉症
実家はど田舎 貧乏 バラック住まい
何歳になってもことばでの意思疎通ができないが、
筆記のテストでは優秀だったことと、
「男の子はことばが遅いのよ」という風潮、
そして何より「うちのたけしちゃんは天才なんです!!」
という母親の言動により障害が見過ごされる。
空気が読めないことと、球技が苦手なことから、小中学校では苛烈なイジメにあう。
もちろん、教師もイジメに加担どころか、率先してイジメを行う。
県内随一の進学高に通い始めるも、イジメによるストレスからか勉強に集中できなくなり成績は下降の一途をたどる。
何とか受かった旧帝大では、履習届の書き方すらわからず、また当然授業の中身にもついていけずに留年を繰り返す。