仏教では自殺すると六道輪廻の中でも悪趣といわれる地獄・餓鬼・畜生のどこかの世界で再生すると言われているので自殺はしてはいけないということになっている。

例外は今生で覚りを開いたものは輪廻から解脱するので自殺しても良いということになっている。

仏弟子で覚って解脱してもまた時間が来ると苦に襲われるものがいた。
7回目に覚った時にこの状態のまま死ねば輪廻から解脱できて、再び生を受けることはないと自殺した。
お釈迦様は自殺の話を聞いて他の仏弟子と一緒にその場に駆けつけたが時すでに遅かった。
山の方に煙のようなものが右往左往しているのが見えた。
お釈迦様はそれを指差して
「あれは悪魔パーピマントが自殺した者の識(意識…輪廻の主体となる)が六道のどの趣(世界)に落ちたのか探しているのだよ。
でも見つからないよ。何故なら自殺した◯◯は解脱しているので六道ではなく完全なる涅槃に入ったのだからね」
と一緒に行った仏弟子に語ったという。