米、ADHD児向けゲームを承認 「デジタル療法」初のゲーム

米食品医薬品局(FDA)は15日、注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療を目的としたゲームを初めて
承認した。ソフトウエアを治療に利用するデジタル・セラピューティクス(デジタル療法)に向けた
一つの動きだ。FDAが承認したのは、米医療ベンチャー企業、アキリ・インタラクティブが開発した
ゲーム「エンデバーRX(EndeavorRX)」。ADHDと診断された8〜12歳児向けのゲームで、医師の
処方箋によって販売される。アキリ社によると、エンデバーRXはADHDと診断された約600人の子供を
対象にした研究結果を受けて承認された。この研究では、エンデバーRXを使って子供に4週間治療を
受けさせたところ、子供の3分の1が少なくとも1つの測定可能な客観的な注意力の尺度で注意欠陥を
示さなくなり、保護者の約半数がADHD児の日常生活における障害に大きな変化を認めたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/395677d9e157949b4fdcdb52f9676dbb2ca7d146