毒母は父の悪口を子供に聞かせ続けてきた。
例えば、自分の実家は大昔から苗字帯刀を許された家で、父は田舎の貧乏人で柳行李ひとつで東京に出てきたとか。
父は賎しい産まれで、ひどくて自分は高貴な生まれで理不尽な目にあっていると言うのが母の主張。
世間に対しても同じスタンスで、あくまで自分は正しいのに理不尽な目にあうかわいそうな人と言いたいらしい。
母は低学歴でろくに働いたこともなく、父に養われていたのによく言うわと思っていたけど反論したら大変な目にあうから我慢してきいていた。

いま母に望むことは早くあの世に旅立つ事だけ。