再稼働した関西電力美浜原発3号機(23日午前10時2分、福井県美浜町)=共同

関西電力は23日、運転開始から44年たつ美浜原子力発電所(福井県美浜町)3号機を10年ぶりに再稼働させた。東京電力福島第1原発の事故後に「運転期間は原則40年、最長20年延長可能」とするルールができてから全国で初めての40年超原発の運転となる。脱炭素と電力の安定供給の両立に原発は重要だが、高齢化する原発にはより慎重な安全性の確認が求められる。

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午前10時、原子炉を起動させた。10年間停止していたため関電のOBも動員して安全確認を続けた。29日にも送電を始め、7月下旬に本格運転に移る計画だ。