リーマスの適用は双極性障害ですが、抗うつ薬に上乗せする形での増強療法としても使用されてきました。

リーマスにはセロトニンの遊離を促進する作用があるからです。
増強目的で使用する場合は200mg〜600mgが一般的です。

リチウム自体は自然界に存在する物質なので、特許というのが取れません。
これでは、製薬会社が商品化するメリットはありません。
しかし、古くから有効性が確認されてきた物質なので、精神科医らからの製品化要望を受けて、大正製薬が開発に着手し1980年の発売に到ったという経緯があります。