「なんでこんな量の作業をやってる!」
現場を見に来たお偉いさんの声が聞こえます それはいつかどこかで聞いた声でした

大きいプロンが見れば、お偉いまいたんが倒れた幼いプロンを抱き抱えて泣いています
「みんな!デパ子を飲むんだ 交代して仮眠をとれ!」

「ちっ仕切ってるんじゃねーよ だいたいお前が俺たちの現場に入るのは法律違反だぞ?まいたん」
大きいプロンが毒づきますがその顔は嬉しそうでした

「僕はまいたんじゃないオレンジプロンだ!カプセルやフィルムコートの色なんか関係ない、今日はプロンなんだよ!」
まいたんが現場に入ってから徐々に、締め切りの闇は晴れて行きました