中国の映画産業は急速に発展しており、アメリカに次ぐ巨大市場に成長した。
そのため、豊富な予算を持つ映画が多く、日本人の著名な作曲家に映画音楽の制作を依頼するケースが増えている。
映画音楽の制作費として2,500万円を提示されたケースもある。
これは日本の映画音楽の制作費よりも1ケタ多い。
このように好条件で仕事ができるため、中国映画に参加する日本人の作曲家が増えているが、ここで問題となるのは、映画音楽の著作権の帰属と管理方法である。

残念ながら、中国のエンターテインメント業界には著作権の概念が根付いておらず、映画会社は自由に映画音楽を使用できればよいという条件で作曲家と交渉することが多い。
したがって、中国国内での映画音楽の利用に対しては、著作権使用料の収入をあまり期待することはできない。

海賊版天国? 中国で使われた曲の著作権使用料はどうなっている?【よくわかる音楽著作権ビジネス】
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/music_copyright/1109361.html