中古PCにも正規の「ウィンドウズ XP」 マイクロソフト、安価で提供

 米マイクロソフト日本法人(東京・渋谷)は24日、中古パソコンを販売する小売業者などを対象に、
基本ソフト(OS)「ウィンドウズ XP」の正規ライセンス品を提供するサービスを始めると発表した。
OSのない中古PCを購入したユーザーが、不正コピー版のOSをPCに導入する事例が後を絶たないため、安価での提供に踏み切る。

 ヤマダ電機やソフマップなど中古PCを大規模に販売している9社が対象。
この9社で年間159万台とされる国内中古PC市場の半分以上を占めるという。

 これらの業者はマイクロソフトが提供するOSソフトが書き込まれたディスクを使い、
データをすべて消去した中古PCにOSをインストールして販売する。
マイクロソフトに払う費用は、ディスクの原価や配送費など「ほぼ実費のみ」(マイクロソフト)で、数百円程度とみられる。 (19:26)