アナログ盤ブームの問題点
気違い画像は御遠慮下さい。
クソレスは御遠慮下さい。
CDの長所として、そこそこのオーディオでも良い音質で楽しめることがあった。一方、アナログ盤
を高音質で楽しもうと思ったら、それなりのオーディオで聴く必要がある。低価格のレコードプレ
イヤーをUSBで繋いだパソコンのスピーカーで聴いて「やっぱりアナログは音が良いね!」というの
はちょっと如何なものかと思われる。アナログ盤はちょっとクリーニングを怠るだけでパチパチ音
がするし、CDと較べて傷も付きやすい。
そしてオーディオ機器の質やレコードの盤質よりも大事なのが音楽そのものの質だということを、
我々は忘れてはいけない。ボロボロの鉱石ラジオから流れるビートルズが1960年代の少年少女に感
動を与えたように、我々に幸せをもたらしてくれるのはアナログ盤やCDなどの“モノ”ではなく、
メロディや歌詞、リズムやグルーヴ、歌声や演奏なのだ。
“心を忘れた科学には、幸せ求める夢がない”と歌った人がいた。それと同様に、音楽を忘れたフ
ェテイッシュ趣味には、幸せ求める夢がない。アナログ盤ブームは、本来最も重要なのが音楽その
ものだということを改めて我々に教えてくれるのである。