日米安保条約は米国から押し付けられたものであって、日本が望んでできたものではない。
ほとんどの人はサンフランシスコ講和条約の後に日米安保条約が結ばれ、細かいルールを設けるために日米地位協定がつくられたと思っているが、
実はこれは間違いで、連合国の占領を終えるにあたって日本に駐留している占領軍は講和条約が発効されたら日本から出ていかなければならないが、
日本に基地を置いておきたいという思惑がある米国はまず日本に基地を置くために必要な日米地位協定をつくり、それをオーソライズするために日米安保条約を結んで、
これを認めなければサンフランシスコ講和条約を締結しませんよ、という形にして米国のベースで交渉が進んでいった。
これが事実で、日本が米国にお願いして日米安保条約を結んだわけではない。