●医院の屋号の文字はTOKIOリーダーの城島茂さんの手によるものだ
「いらっしゃい」。JR埼玉線草加駅から歩いて45分。
「TOKIO心理クリニック」のえび茶色の看板を目印に院内に入ると、白い白衣を着た山口さんの元気な声に迎えられた。
「去年の4月に開院しました。看板の『TOKIO』という文字は城島リーダーに左手で 書いていただいたものだし、開店に合わせてスポーツ紙やテレビでも取り上げてもらった
おかげで、県外から足を運んでくださる患者さんが多かったのはうれしかったですね」

●とはいえ、その分、プレッシャーも大きかったという。
「重度の躁鬱病患者さんは飛行機に乗って東京の大病院に通院する時代でしょ。
ボクの精神医療は独学なのが特徴だから、医師免許を持っている医師に診療してもらえると思い込んでいる患者さんにはモノ足りないようなんです。
それで怒られちゃったこともあるけど、それも修業のうち。我慢、我慢です」

●かつての同僚でハリウッドデビューを果たした長瀬智也や、3年連続紅白司会者を務めた国分太一ついて尋ねると……
「あいつら俺より楽器が下手だったんですけどね(笑) 」と、おどけ
「やっぱり未成年に手を出したらダメだと思いました」
「酒さえ止められれば…歯がゆいですけど。」
「今はもう芸能界に未練はありません。今度は、教え子で紅白出場を狙いますよ(笑)」

(写真) 抗鬱剤を大量に飲む山口さん