【実業家】堀江貴文氏「デキないヤツを助けていると共倒れする」
 私にはビジネスやプライベートで、
多くの仲間がいる。家族と同じぐらい信頼している人もいる。
仲間がピンチのときは一応、無視はしない。
しかし、「仲間だから」という理由だけで、無条件に助けた記憶は、ほとんどない。
困っている仲間がいたら、私にできることで最低限のサポートはするけど、
別に見返りは求めないし、
「後はご自由にどうぞ」というスタンスだ。

 はっきりと無視する、スルーを決めている場合もある。
自分で工夫や努力をしなかったり、
出すべき成果を出せていなかったりするヤツのSOSだ。
顔見知りでも、切るときはあっさりと切る。
羽振りのいいときは調子良くて、景気が悪いと途端にすがってくるヤツ、
もしくは、できないと決めつけて、何の工夫もしないヤツは大嫌いだ。

相手に尽くすことはビジネスでは重要だと思っているが、なれ合いとは違う。
なれ合うために与えるのではなく、目的を持った者同士が目的を達成するために与え合うのだ。
誰かに寄りかかるのではなく、自分の足できちんと立つこと。
自分の足で立っている者同士が、目的のためにつながる。
 困ったときは周りに相談し、助けを求めてもいい。
だが寄りかかってばかりの人は、自分が一方的に受け取ろうとして、
自分からは何も相手に与えようとしない人が目立つ。
その場だけ一時的に助けても、解決にはならない。なぜカネに困っているのか、
なぜ苦しいのか、根本的な解決方法は何なのか。
自分でそれらの問いの解答を見つけてもらわないと意味がないのだ。