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■ECMO装着患者は全国で10人 今後確実に増えるとの見方

新型コロナウイルスで重篤になった場合の最後のとりでとも言われる人工心肺装置、「ECMO」について、全国の集中治療の状況についてまとめている「ECMOnet」によりますと、30日時点でECMOを装着している患者は全国で10人となっています。

緊急事態宣言が全国に出された、ことし4月7日時点では30人で、今の3倍の患者がECMOを装着していました。

当時は、4月に入ってから急増し、ピークとなった4月27日には62人になっています。

また、人工呼吸器を装着している人の数は今月1日には68人でしたが、30日の時点では83人となっていて、増加傾向にあります。

ECMOnetの代表をつとめる竹田晋浩医師は「今後、ECMOを使う患者は確実に増えると考えられる。特に50歳以上では基礎疾患がなくてもECMOが必要な患者がある程度出てくるとされているので、今後、感染者の年代も注意深く見る必要がある。医療がひっ迫すれば助けられる人も助けられなくなるため、重症者を減らすためにも新たな感染者数を少なくする努力が必要だ」と話しています。