加熱する「NFTアート」市場、宇宙人のCG画像が8億円で落札

クリプトパンク(CryptoPunk)と呼ばれるデジタルアート作品の中の1キャラクターに、驚くような
値がついた。帽子をかぶり、サングラスをかけてパイプを吸う、青緑色の顔の宇宙人を描いた
CGアバター(CryptoPunk #7804)が3月10日、4200イーサリアムで販売されたのだ。
これはドルに換算すると約750万ドル(約8億1400万円)という価格だ。クリプトパンクは2017年に
ノン・ファンジブル・トークン(NFT)のパイオニア作品として登場し、1万体が存在するが、
CryptoPunk #7804はその中で最高額となった。直近の1カ月間で、2199体のクリプトパンクが
マーケットプレイスで販売されており、総売上は1億ドルを超えている。
クリプトパンクは、NFT分野で最も高額なキャラクターを送り出してきたが、3月11日には、
クリスティーズに出品された米国のアーティスト、ビープル(Beeple)の作品が6930万ドル
(約75億円)で落札され、NFT史上最高額となった。