1918. 11. 10
エーベルト・グレーナー合意

 社民党党首のエーベルトは、極左共産主義勢力の伸長を恐れ、軍部との協力を
模索した。
 参謀本部次長として軍部の実質的な指導者であったエーリヒ・グレーナー将軍も
極左勢力の拡大を望まず、この日エーベルトに電話して「軍部は共和国に従う」
旨を確約した。
 エーベルトはこの確約を得て一応の体制の安定のめどが立ったと考え、連合軍との
休戦協定締結に向けて動き出した。
 軍部は前線からの兵力撤収と動員解除の計画を始めた。