1918. 11. 10
フランス軍ドナウを渡る

 サロニカ戦線からはるばるベオグラードのドナウ河畔までやってきたデスペレ将軍の
フランス軍は、この日ドナウ川を北に渡って、旧ハンガリー領へ侵入を開始した。
厳密に言うとハンガリーとフランスはいまだ戦争状態にあると考えられたからである。

 ハンガリー革命政権の首相カーロイ伯はこれを見て驚き、急ぎベオグラードの
フランス軍司令部に赴いて新たな休戦協定を締結した(11月13日)。