>>863
> 金のあったバブルならともかく、金もない。それ以上に少量生産で部品供給や緊急増産なんかが効かない少量国産機ってのが
> 安全保障、防衛整備からしてありえない

そのロジックで批判するなら戦闘機ではなく国産AAMだな
AAMは有事には凄まじい勢いで射消せざるを得ないが元から備蓄数が少なくて緊急量産の利かない国産では
あっという間に「戦闘機はあれどミサイルがない」という事態になりかねない

AAMだけでなく各種のミサイルや砲弾や銃弾もすべてアメリカあるいはNATOの標準品を使用して有事に備蓄が尽きても同盟国の備蓄から廻してもらって使用できるようにする、
これが本質的に重要だし軍事同盟を結ぶ意義の一つでもある

戦闘機なんて大昔の零戦や疾風やF6F等の時代みたいに自動車の量産ラインを改造して流れ作業で作れていた時代の戦闘機ならいざ知らず、
現代のハイテクの粋をこらした戦闘機はそもそも緊急増産なんてアメリカでさえ不可能だ

仮に機体の生産ペースはラインの追加で上げられるとしてもステルス用など特殊な素材やアビオニクス用の特殊な半導体素子などの生産ペースはそう簡単に上げられないしラインの追加新設も容易ではない
なぜならば本質的には組み立てラインでしかない戦闘機のラインとは違って素材にせよ半導体にせよそれらのラインハイテク機器で固められたラインだからだ(もちろん、実際には戦闘機だって現代のは
組み立てに様々な専用治具が必要で中にはハイテクの特殊な機器もあるはずなので戦闘機組み立てラインだって追加新設は容易ではないはずだが、素材や半導体の生産ラインの緊急増設はそれ以上に困難)

F-22にしろF-35にしろアメリカだって緊急時に量産ペースを簡単に上げたりはできないから、日本が国産戦闘機の量産ペースを上げられないというのは不思議でもなければ困った問題でもない

有事に備える必要があるという意味ならば、追加量産のペースをどうするではなくて、戦闘機の定数を増やしておくことだ
現状の空自の戦闘機定数は日本の周囲の状況が現在よりもずっと安心できていた時代に定まったものだからチャイナ等と緊張の続く現代の日本を取り巻く世界情勢には全く不足した数だ
定数が少なすぎることこそ、空自戦闘機部隊の抱えるの最大の問題だよ