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ナチのおんぼろ航空機はバトルオブブリテンの時点で時代遅れの産廃扱いだった

九月二十七日、ドルニエ、ハインケルおよびユンカース爆撃機を戦闘機で援護するという
初期の戦法に立ち返ったドイツ空軍は、昼間攻撃のもろさを再びさらけだした。
ブジストルに向った八〇機と、ロンドンに向った三〇〇機のかかから、五五機が撃墜されたのである。
英軍の損失は三八機であった。
ドルニエ、ハインケルおよびユンカース爆撃機の任務はほとんど終了していた。
一九四〇年九月の末日、スペイン内乱で大活躍をし、フランスの戦いでも大きな戦果をあげた各種の水平爆撃機は、
ユンカースJu87「スツーカ」急降下爆撃機同様、イングランドの上空ではもはや戦闘用としては使い物にならない旧式機であることが明らかになった。
もっと快速で、新しいJu88もあまり良くなかった。
イギリスの損失戦闘機二〇機にたいし、ドイツは四七機を失い、そのうちの大部分は爆撃機であった。
こうして、一九四〇年八月から九月までの二ヵ月間に、無敵ドイツ空軍の伝説は雲散霧消した。

エドワード・ビショップ著『栄光のバトル・オブ・ブリテン』