2020年1月6日のNHK午後7時ニュース。前は「党総裁として」という姑息な逃げを打っていた安倍首相だが、メディアも国民も騙せると舐めて、堂々と「内閣総理大臣として」憲法変更を自分の手で成し遂げると明言。
実質的なクーデターの予告だろう。それを無批判に垂れ流すNHKは、すでに公共放送ではない。

内閣総理大臣が、総理大臣としての年頭記者会見で「憲法改正を私自身の手で成し遂げていく考えには全く揺らぎはない」と明言した以上、憲法を堂々と蹂躙する発言により総理大臣失格とならないとおかしい。
これの何がおかしいかわからない国民が多数派なら立憲主義の国ではない。憲法の意味が消失する。

権力者が自分の意向に沿って憲法を変えられる国に日本がなるなら、北朝鮮のような独裁国と変わらない。独裁国にも憲法はあるが、憲法が権力を縛るという立憲主義は排除されている。
メディアが首相のウソを繰り返し垂れ流せば、そのウソを事実と錯覚する国民が増え続ける。