1944年2月、イタリア戦線で戦っていた米軍からは、ドイツの新型戦車登場を予測して、火力強化された戦車の導入が求められ、実際その翌月にはパンターと遭遇する事となった

その一方、ヨーロッパ反攻作戦のため英国で待機中の米軍戦車部隊では火力強化に消極的で、4月に配備されたM4A1(76)w第一生産バッチ130両も、実戦投入は3か月も経ってから

英連邦軍では76mm砲の威力に不満があり、しかしファイアフライの数が足りないため、1944年末までに418両がイタリア戦線に送られた

英軍式装備の自由ポーランド軍が11月に受領、最終的に配備された180両が、北西ヨーロッパ戦線で米軍以外の唯一の76mm砲シャーマン部隊となった