ソ連に76mm砲型シャーマンが到着し始めたのは1944年の夏の終わり頃、年内に1482両が受領された
しかしまとまった数が訓練をつんだ親衛戦車旅団により実戦投入されたのは、1945年に入ってからのことで、ドイツ国内やベルリン攻防戦における記録写真が多い
ヨーロッパ戦線終結後の1945年6月、シベリアに到着した最新型M4A2E8は、8月の満州侵攻作戦で使われている

なお米軍の76mm砲型の、シャーマン全体に対する配備比率は、1944年末には1/4強だったのが、終戦時には1/2を越えており、ソ連軍での運用数より少ない時期があったという事実は無い