>>537の続き

傍受した通信の内容が分からないのに、解析して何が分かるんだ、
と軽視されるかもしれませんが、実は日本海軍の得意としていた分野で、

『レイテ湾の日本艦隊』の中で、ジェームズ・フィールド氏は、

「この戦争の最も注目すべき特長のひとつは、
日本軍が敵無線通信量の分析と、平文通信の傍受に基づいた
無線諜報に優秀なる腕前を発揮したことであった。

これは日本海軍の通信施設が極めて劣ったものであった故に、
一層驚嘆すべきことであった」
    (『新高山登レ一二○八~日本海軍の暗号』宮内寒彌/著)p490

敵も一目置くほどのものだったのです。