自衛官が被弾、燃やされた日報ー元自衛官が証言、隠蔽されたゴラン高原PKOの実態

「僕らは、小高い丘の上を見回っていたのですが、数百メートル離れた草むらの中から狙撃があり、
ある自衛隊員が膝の近くを撃たれました。不幸中の幸い、銃弾は貫通し、大動脈を傷つけることも
無かったため、命自体には別状はありませんでしたが、それでも、流血はかなりのものでした。
傷の状況から観るに、5.56ミリ弾、AK系の銃*によるものでした。

「ゴラン高原派遣部隊の日報に、当初、『隊員が被弾』と書かれていたのですが、
上官により、『隊員が被弾』の部分を除いた書き直しが命じられました。
当初の日報は焼却され、文字通り無かったものとされたのです」

この「自衛隊員被弾」事件が、当時の防衛庁長官にまで伝わることはなかった
そして・・・陸上自衛隊部隊のイラク派遣日報資料はすでに現在破棄され・・・