本件映像分析によれば、三浦棋士が、久保戦において、60手 目の4二歩を指す前に、
自分の手番で約30分間離席した事実はない。
したがって、この手 番の際に守衛室に行っていたという三浦棋士の弁解がなぜ生じたのかが問題となるが、
三浦棋士によれば、60手目以外の夕食休憩前の相手の手番時に守衛室に行って体を休めたかもしれないとのことであり、
約30分間の離席というそもそも事実に反する内容を前提に追 及を受け、
勘違い等によりそのような発言に至ったと認めるのが合理的である。