野球だって先手9回+9回で18回やるからね。
互いに9回ずる攻撃できるから攻撃回数は18回の偶数になる。

将棋は
片方が先手1回 相手は0回
片方が先手3回 相手は2回
片方が先手4回 相手は3回

先手側は後手を全て落としても勝ってしまう。
後手側は1度はどこかで不利な後手で勝たないといけない。

名人や羽生に100連勝できるソフト同士の対局、
それも大数の法則が十分に働くように3000局以上のデータでは、
全体:13633勝11876敗、勝率53.44%±0.31%

この3.44%の差は圧倒的だ。
巨人がV9達成しセリーグ優勝した勝率は.524。
先手の勝率が52〜53%というのは凄い数字。
カジノだって2%〜3%の期待値のプラスによって、
ハウスがプレイヤーに必勝するようになっている。

運ゲーで負けた方は、これを乗り越えないといけない。
互角の条件で相手に勝つには相手より一枚上手じゃないと駄目だ。
ならば、圧倒的に不利な条件で相手に勝つには相手より二枚は上手でないといけない。

将棋は運の要素がデカすぎる。
それが世界に広まらなかった理由の一つだろう。
西洋人はこういう不公平なゲームを嫌うからな。