>>641
お前に、どうしても分かって欲しいことがある。
1級から初段に上がるまでに5年?それは、多分異例なまでに、非常に短い期間と言えるだろう。
まず、1級から初段に上がるまでに何年かかったか、のアンケートをしてみたとする。
すべて、数値はテキトーなものだ。

1年未満:100人
2年未満:50人
3年未満:50人
4年未満:50人
それ以上:5人

としよう。例えばだ。このデータを見て、『5年もかかったのか、長いな、俺には才能がないな』と考える香具師は馬鹿だ。
また、『初段になるまでに平均何年の勉強が必要ですか?』って質問も無意味。
もちろん、最頻値と言い換えても、その質問は同様に無意味。
なぜだか分かるか。その質問は、プロ野球選手に対して、『何年努力したらプロになれた?』って質問することと同じ。
『10年』と言われたら、『じゃあぼくも10年頑張ろう!』って思える中学生がいたら、それは頭の中がお花畑だ。
ここまでいえば分かるな。
そのデータには、大事なことが抜けてる。一生かけても初段になれない数多き将棋打ちのデータが抜けてるんだ。
お前は、5年かけて初段だあ?何年かかった?そんなものは関係ない。
将棋で問われるのは、将棋歴の短さじゃない。学習効率の良さでもない。
もちろん、定石をどこまで知ってるかでもなければ、詰みの局面に早く到達するのを競うものでもない。

どちらが先に相手の王様を詰めたか、だ。将棋の戦いで競うことはこの1点のみだ。

精進せいよ。