恣意的に選んでない意味で『激闘21番勝負』の棋譜から大山が長考した手を調べて見ることにした
なりより、最初の2棋譜以外19棋譜が消費時間が付いているのが嬉しい
第3番 大山29歳のときの棋譜
名人戦第2局 先手木村 後手大山
まだ角換わりの序盤戦から長考合戦
大山34手目21分、36手目20分、42手目23分、44手目43分とほぼ連続で長考
木村も負けじと39手目34分、41手目20分、43手目32分と連続長考
まさに両者とも先日の北浜戦の藤井聡太と同じ
止めは45手目木村の177分の長考で封じ手
まだ一つも駒がぶつかっていない局面なり

二日目は44手目から60手目まで同様に長考合戦が続く
木村は62分、52分、48分
大山は46分、28分、77分
これが昭和の真剣勝負の標準局といったところかもしれない