第5番 大山33歳のときの棋譜
名人戦第1局 先手大山 後手花村
この棋譜は挑戦者花村の早指しに付き合ったのか最大長考がわずか32分
持ち時間10時間にも関わらず消費したのは大山4時間59分、花村4時間7分だった

第6番 大山35歳のときの棋譜
王将戦第7局 先手大山 後手升田
大山の最大長考は45手目の117分、47手目も47分で連続長考となった
先の花村戦との違いが際立っている

第7番 大山35歳のときの棋譜
名人九段戦第6局 先手大山 後手升田
この1局は大長考なし
升田の33分が最長ながら指し手は189手の長手数だった

第8局 大山37歳のときの棋譜
名人戦第3局 先手加藤 後手大山
長考の順に書き出すと118分、56分、56分、40分
40分以外はすべて加藤一二三の長考で流石の一言
持ち時間10時間のうち加藤の消費時間は9時間56分だった
これだけ相手に使われたら大山とて時間は要らないわけだがそれでも8時間を超えていた