https://news.nicovideo.jp/watch/nw6242495
ヨルダンの遺跡で、1300年前に作られたチェスの駒と思われる石が発見される
遺跡はかつてインドと中近東を繋いだ交易路に位置しており、チェス発祥の地で
あるインドから伝わった可能性が高い
カナダ・ビクトリア大学の考古学研究チームにより、中東の国ヨルダンで、チェス
の駒と思われる石が発見されました。

年代を測定したところ、今から1300年以上前の7世紀頃に当たり、発掘史上最古
のチェスの駒である可能性があるとのこと。

研究主任のジョン・オルセン氏は、「チェスは約1500年前のインドで誕生したと考
えられ、同地から来た商人や外交人によって中東世界に伝わった可能性が高い」と説明します。

駒の種類はキングかクイーンか、それとも…?

貴重な最初期のモデル
チェスの駒が発見されたのは、ヨルダン南部のフマイマ遺跡です。
フマイマは紀元7世紀から存在し、のちにイスラム帝国第2王朝となるアッバース家
のホームでもありました。アッバース家は、750年にウマイヤ朝に代わり、
首都バグダードに王朝を建国します。

フマイマは、かつてインドと中近東世界をつないだ交易路の中に位置していました。
その中で、常に周囲の動向に注目していたアッバース朝が、いち早くチェスを導入した可能性が高いのです。