この図は9月12日の☗藤井vs☖糸谷のA級順位戦とまったく同じ出だしの序盤だが1953年5月25日☗大山vs☖升田の名人戦第4局だ
https://i.imgur.com/HOpPKZW.png

ここで藤井は▲58玉としたわけだが、大山は▲77金だった
AIの候補手の五番手にも上がってこない手だが、これでも評価値は互角である
そして▲77金は他の指し手と異なり研究した局面に合流することがない
序盤はそれほどに無限の可能性がある
これの31手目の局面が>>751である

理解が早い御仁なら俺が何を言わんとしているかおわかりだろう
昔の棋士だから現代の戦法は無理ということはないし、大山将棋には研究通りにはいかないということだ

名人戦第4局
☗大山vs☖升田
1953-05-25
107手にて☗大山の勝ち
☗初手からの一致率 35/54=64.8%
☗41手目以降一致率 27/34=79.4%
☗悪手―疑問手 0-0
評価値グラフ
https://i.imgur.com/Wqore9G.png


A級順位戦
☗藤井竜王vs☖糸谷九段
2022-09-12
113手にて☗藤井竜王の勝ち
☗初手からの一致率 42/57=73.7%
☗41手目以降一致率 29/37=78.4%
☗悪手―疑問手 2-0
評価値グラフ
https://i.imgur.com/ya1AQkX.png