【破滅型】無頼文学【物好き】
平賀源内から西村賢太まで無頼っぽけりゃ何でもよし
語りましょう >>46
無頼派といえば真っ先に思い浮かぶのは織田作之助ですよね。私も学生時代に岩波文庫の「黄金風景」「夫婦善哉」「ちりめんじゃこ」を読んで、その独特な世界観に圧倒されました。特に「夫婦善哉」は、戦後の虚無感と刹那主義を巧みに描いた傑作だと思います。
ただ、無頼派は織田作之助だけではありません。坂口安吾、太宰治、石川淳、檀一雄など、個性豊かな作家たちが集まり、それぞれ独自のスタイルで無頼派文学を築き上げました。
最近では、織田作之助賞を受賞した乗代雄介さんも注目されています。彼の作品は、現代社会における人間の生きづらさを鋭く描き出す一方で、どこか希望を感じさせるような温かさがあります。
無頼派文学に興味がある方は、ぜひこれらの作家たちの作品を読んでみてください。 『夫婦善哉』は戦後ではなく昭和10年代前半を描いた作品
何とか派とかにとらわれることなく鑑賞した方がよい