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花田清輝の良さをワイに教えるスレ
0020マグナ
垢版 |
2024/05/05(日) 01:27:14.76ID:JKAr2AQ2
ガールズバンドクライ見てるがめちゃくちゃ面白い
やはり文才は祖父譲りだなと
0021吾輩は名無しである
垢版 |
2024/05/05(日) 17:05:15.63ID:7hLlDbln
>>20
『宇宙よりも遠い場所』もいいでしょ。瀬古は原作ものとシリーズ構成に力を発揮する人だが、花田はそれに加えて言葉のセンスが抜群。個人的にはオリジナルで実写映画のシナリオを書いて欲しいと熱望している
0022吾輩は名無しである
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2024/05/18(土) 01:36:17.78ID:74qu3LVr
直木賞をとれなかった名作たち
小谷野敦
筑摩書房
発売:2023/01/14

高橋和巳「悲の器」1960/福永武彦「廃市」1960/三浦朱門「セルロイドの塔」1960/
コラム江分利満氏の疑問/島本久恵「長流」1961/棟田博「拝啓天皇陛下様」1962/コラム無名の
直木賞作家は/コラム司馬遼太郎と藝術院/西村京太郎「天使の傷痕」1965/円地文子「なまみこ物
語」1965/コラム二見書房と直木賞/森村桂「天国にいちばん近い島 地球の先っぽにある土人島での
物語」1966/コラム立原正秋と川端康成/コラム渡辺淳一の悪評/船山馨「石狩平野」1967/コラ
ム井上ひさし嫌いのわけ/花田清輝「小説平家」1967/コラム文学賞と政治/第三章 戦後昭和II/倉
橋由美子「夢の浮橋」1971/広瀬正「エロス」「ツィス」1971/筒井康隆「脱走と追跡のサンバ」
1971
0023吾輩は名無しである
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2024/05/19(日) 15:15:04.45ID:0x3XVrBD
JKS47
(ホスト・伊達政保)
呪殺・アングラ・68年の思想(インタビュー記事)
2017/07/03
ゲスト・上杉清文(僧侶・劇作家・福神研究所所長)
構成/高崎俊夫

その後、私はもともと高校
の頃から花田清輝が好きだったんで、花田清輝の顔を見たいということから、東中野にあった新日本文学会が主宰する文学学校に通っていたん
です。ちょうど唐さんの芝居を見た後に、文学学校の機関誌が発行されていて、私の先生が武井昭夫さんだったんですよ。

寺山さんは今でも面白いと思うんですけど、周りにいる人たちが全然面白くないっていうのがあって、

発見の会の瓜生良介さんという人は花田清輝の芝居を演出したりしてたし、内田栄一さんは安部公房の弟子だったりして、新日文
的なものは僕は好きだったんですけれど、吉本隆明、埴谷雄高一派はそういうの嫌いなんですよね。

上杉 「全冷中」が結成されたのが七六年ですね。

伊達 筒井康隆さん、山下洋輔さん、平岡正明さんをはじめとして、そうそうたるメンバーですよね。

上杉 僕は自分が言葉の人間だと思っているんですね。もともとの話をすると、最初に、高校の時にはビートルズと山田風太郎が好きで、ちょ
っと遅れて花田清輝が好きになるんですけど、小説はあまり読んでなかった。ただ、歌謡曲が好きでしたね。僕は北原白秋の訳した「マザーグ
ース」がものすごく好きで、長編の世界の名作とかは体力的に読み切れそうにないので、短いマイナーポエットみたいな吉行淳之介とか梶井基
次郎とか牧野信一とかを読んでましたね。まだ十代ですから、青春でしたから。吉行さんは西条八十とか北原白秋が訳した童謡を使った小説を
書かれているんですね。で、実際に「マザーグース」の英語の歌詞に出会ったのが、ビートルズなんですよ。

上杉 大和屋さんの『朝日のようにさわやかに』って鈴木清順さんの『殺しの烙印』の続篇のホンをそのまま使って撮ったんですよ。で、鈴木
清順組のライターはみんなヒマで、替わりばんこにみんな書いているから、もうホンがいっぱいあるわけですよ(笑)。
0024吾輩は名無しである
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2024/05/19(日) 15:16:22.23ID:0x3XVrBD
文学学校ではたまに岡本太郎と安部公房と花田清輝の
三人が話をすることがありましたね。花田さんは、僕は一回だけ「ディズニーと北斎漫画」についての講義を聞いたことがありましたね。滝口
修造の『北斎』論とかいろいろ引用しながら、「北斎漫画」の話をしていたんですね。で、僕の友達が質問したら、「君は北斎漫画をみたことが
あるのか」って聞かれたんで、「いいえ」って答えたら、「話にならん」って言われたんで、上から目線の花田清輝って感じで、そういうのもあ
るんだなあって思ったんですが(笑)。

僕がちょうど大学受験の時に小林秀雄の『考えるヒント』が出た頃で、主張としては起承転結がはっきりしている。でも花田清輝さんの文章と
いうのは、歌舞伎とおんなじで、起承転結の結がないんで、起承転……で、また、後日よろしくみたいな感じですよね(笑)。そういう、ちゃ
んとした結論を期待する読者が怒るような、なんだよ、結局なんなんだみたいな文章で、それが僕の中では現代思想的に言うと結論を「宙吊
り」にするみたいな、すごく快感なんです。山田風太郎さんの場合は完全なフィクションだけど、ちゃんと最後まで結構(??結論??)がで
きているじゃないですか。なんかのインタビューで読んだんですけど、山田風太郎さんが「『大菩薩峠』のような未完の伝奇小説がありますけ
ど、先生はどう思われますか」って聞かれて「いやあ、終わりまで書いてない小説は読まない。だって終わってないのをわかっていて読んでも
しょうがない」って答えていて(笑)。なるほどなあと思ったんですよ。僕はそういう山田風太郎さんの頭の中でできあがっている巨大な妄想
のような世界も好きだけど、そういうやり方と、平岡さんも花田さんもそうだと思うけど、精神の運動っていうか、一寸先は闇で、わたし自身
もじつはどこにいくかわかんない、みたいな文章って気持ちがいいんですよ。

松山俊太
郎先生が十三年やりまして、法華経って二十八章まであるんですけど、結局二章まで。十三年間で二章ってすごいでしょ。
0025吾輩は名無しである
垢版 |
2024/05/27(月) 11:01:12.26ID:FmFbFdNH
日本の文芸批評家の中で、偶像崇拝という用語を明示的に使用することはなかったものの、その思想は偶像崇拝を徹底的に否定するものであった。花田清輝は、石川淳や坂口安吾と並び、偶像崇拝に否定的であった数少ない批評家の一人と言えるだろう。

花田は共同制作を提唱する一方で、個人主義的な目立ちたがり精神を否定していた。柄谷行人が文壇デビューした頃、花田は既に鬼籍に入ろうとしていたが、花田の著書「復興期の精神」に収録されたエッセイ「群論」の有名な締めくくり文に対する柄谷の解釈を、花田は東京新聞のコラム「大波小波」だったか別の場所で徹底的に批判した。おそらく、花田清輝にとって、柄谷行人ほど嫌悪すべき批評家は存在しなかったであろう。柄谷は当初、花田に親しみを抱いていたと思われるが、花田から徹底的に論破されたことで、彼を憎むようになったと考えられる。
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