フォルカスの論理的な死
自分が「理解できる事」が納得出来ない事に気づけず、
少しづつ自分の中に言葉に出来ない思いが溜まって来て。
完全な別れ、いや「完全な非別れ」に出会った事でやっと
「別れ」という物に向き合えるって話。

自分の中の思いを言葉に出来ない時のあの辛さを非常に上手く表現されていて
もう読んでて辛くってしょうがなかった。
作品のラストを迎えてやっと肩の荷が降りたような独特の読感のある良作