>>454
ゲーマーの皆さんにとっちゃ魔法ってのは剣術とかと同様なステータス画面の中のスキルのひとつなのかもしれんがそういう文化に馴染みが薄い(まったく知らないわけではない)身にとってはそうじゃないのよ
ゲーム用語もしくはナーロッパ用語じゃなくて「日本語としての『魔法』」ってのは単なるスキルじゃなくて反則級(なんならチート級と言ってもいい)のオーバースキルのことでしょうよ

ナーロッパにおける「魔法」って言葉に今さら違和感感じろってのが無理なら「錬金術」ってのはどうだ
こっちの世界における「化学」っていう学問が錬金術の研究から始まったってのは化学史の教科書には必ず最初に書いてあるようなことだがナーロッパでは本当に金が作り出せる技術があってそう呼ばれてるかもしれない
しかしこっちの世界と同様に卑金属から金銀を作り出すのは不可能なことが判明していてしかも世俗から離れた錬金術師たちが行う秘術ではなくなってこっちの世界の化学と同様に知識が一般に公開された学問になっているのにも関わらず
いまだ「錬金術」と呼ばれ続けているとしたらその世界の住人だって違和感を抱くのではないか?

「世間一般にあまねく普及した魔法」ってのは「金が作り出せないことはすでに判明している錬金術」ってのと同様の違和感を感じる
秘術ないしオーバースキルに対して命名されたスキル名はそれが秘術でもオーバースキルでもなくなったならばほどなくしてそれにふさわしい新しい名が与えられるのが自然というものだ
その世界においてはじめからオーバースキルでも秘術でもないスキルだったんであればそれは翻訳の問題だそんなもんに魔法って言葉を使うなと言いたい
転移者の脳内で「魔法」と自動翻訳されたんであればその転移者がゲーム脳だったってことだろうお似合いの世界でよかったねって感じかもしれんがとにかくゲーマーは魔法って言葉を不当に虐げていると言うかおとしめていると思う