(今思ったけどなろうに投稿したらランキング乗るんじゃね?)

T「いいかい?このボタンは魔法で作られたものじゃない。現実に存在する"人の手で作られた装置”なんだ」

それがどうかしたのか?そんなこと見れば分かる。
特殊な機能を備えたボタンなのだろうか?

T「ボタンを押せば1億円はその場で手渡されるだけだ。では、死ぬ人はどうやって死ぬんだ?」

Tさんは男を見る。

男が言う「我々が殺す。それも時間をかけて惨殺だ」

佐藤は、当たり前かのように話す男の口調に血の気が引いた。
それは聞いていない。いや、自分とは一切関係のないことなのだからどうでもいい。
どうやって死ぬかなんて聞くだけ無駄だと思っていた。
少しだけ罪悪感を覚えているし聞きたくないとも思っていた。続く