分からない。今何が起こっているのか、それとも起ころうとしているのか。
ただ、あずかり知らぬ男の内情で振り回されかけたということは確かだ。

T「無意識の罪悪感を植え付け、死から目をそらさせる。それでもってルールは厳格。趣味がいいことだ」

でも俺にはTさんがいる。

T「”殺される予定”の人物はみんな金持ちなんだろう?」

男は一拍置いて口を開く「……そうだ」

T「つまり、遊びなんだね。」

それはそうだろう。
”善良であるはずの庶民”を暗黒面に落として面白がっているのだ。
優しい振りした人間なんてこんなもんだろうと本性を見たがってる気持ち悪い奴ら。
そんな連中に乗せられてボタンを押す俺はそれ以下か。続く

>>273
読者の想像の遥か上を行くってだけで面白いし君の負けや