★こうなったら読書マラソンしません? ★第八戦目

レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
1無名草子さん2010/12/19(日) 20:09:37
【 公式レース規則 】
書き込みは名前の欄にハンドルと総読破ページ数を記入して下さい。

例) 名前:マラソン次朗(5963)[sage] 投稿日:92/13/32 24:28

本文に読んだ本と読んだページ総数を書きましょう。
★漫画はカウントしないでください。
★一冊読み終えた後の書き込みが基本ですが、
読破に時間がかかる本であれば、途中で書き込んで構いません。
★読んだページ数は、大体で構いません。
とりあえずゴールは10000nということでスタート。

10000nのゴールテープを切ったら、総読破ページ数欄に☆を一つ加えて、
ぜひ、もう一度、1nからゴールの10000nをめざして参加して下さい。

☆の使用例) 名前:パンダパン(☆864)[sage] 投稿日:02/10/20 00:27

<推奨>
200前後に下がったら、レース参戦を歓迎する意味を込めて、
マラソンの書き込み時に(『空あげ』はしないで)アゲ書き込みでお願いします。

>>2 読んだ本の『寸評用・評価基準 ABCDEF 』の例。
>>3 過去スレなど。

前スレ
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1248144783/

868touka(4☆6574)2017/10/09(月) 13:04:01.45
『逆説の日本史21 幕末年代史編W』 井沢元彦 小学館 411p 【C】

1865年から1868年の江戸城無血開城、明治維新まで。
あらゆる要素が複雑にからみ合い、長州がああだったらとか幕府がこうだったらなんて歴史のifを想像してもどうにもならない状態になる。もう、なるようになったとしか言いようがない。
これまで明治維新辺りの知識といったら、大河ドラマ『新撰組!』で得たものくらいしかなかったので、なんとなくでも全体の流れがわかったのはよかった。『風雲児たち幕末編』はまだ明治維新までたどり着いていないし。
大政奉還も王政復古の大号令も明治天皇の践祚も67年に行われていて、なにを持って1868年を明治維新成立とするのかよくわからない。改元? 改元に先立つ形で最後に行われた事業は崇徳上皇の鎮魂の儀式だった。

869こけこっこ(☆2975) 2017/10/09(月) 20:50:37.47
これは王国のかぎ (中公文庫) 荻原 規子 235p 【C】
内容:ファンタジー 15歳の女の子が突如アラビアの世界に放り出されて

物語の感想、文体いろいろ思うとこはあるが置いておく
それよりもある偶然に驚いた
ほんの1週間前に読んだ『鹿男あをによし』 (幻冬舎) 万城目 学
これと本書を両方読む人は少ないだろうから多少のネタバレはいいだろ
【魔法の解決法がまったく同じ】 使い古されてる手法と思われるが、
多読家でもなく、たまたま読書を再開した自分がこういう体験するのはなにかの導きを感じてしまう

870こけこっこ(☆3290)2017/10/12(木) 17:02:44.70
雷撃☆SSガール (講談社BOX)  至道 流星  315p  【C】
内容:萌えアニメと経済小説の融合?
amazonの書評欄で半分くたい内容を書いてる人がいて、それを先に読んでしまっている。
別に内容が分かっていても小説は楽しめると思っているが、
本作に関して言えばあらすじを読めばオレはそれでいいや。

871テタ(23☆4049)2017/10/17(火) 21:58:35.53
『僕の名はアラム』ウィリアム・サローヤン 新潮文庫 262p
連作短篇集。【C】

872こけこっこ(☆3633)2017/10/17(火) 22:13:26.69
鬼の橋 (福音館文庫)  伊藤遊  343p 【S】
内容:平安が舞台の和風ファンタジー

1年に1回出会えるかレベルのすごい作品 まず文章が素晴らしい
本作は「児童文学ファンタジー大賞」の大賞受賞作なのだが、この賞は22回の歴史の中で
たったの2回しか大賞を与えていない 最近3年に至っては佳作すらない
賞を取ったから、または多くの読者が絶賛しているからといって自分がおもしろいと思うかは別問題だが、
とにかくそういう作品
各回の選評を探して読んでみたら、そっちもおもしろかった
どの審査員も一切妥協しないくらい辛辣
「そこまで厳しく審査しなくてもいいだろ!」と思った

873テタ(23☆4357)2017/10/24(火) 20:16:02.46
『量子物理学の発見』レオン・レーダーマン クリストファー・ヒル 文藝春秋 308p
ヒッグズ粒子とその先に拡がる地平。それを見るためにはどんな実験をすればよいのか。
【B】

874テタ(23☆4621)2017/10/30(月) 07:13:57.81
『南十字星共和国』ワレリイ・ブリューソフ 白水uブックス 264p
ロシア革命前夜の短篇集。【C】

875テタ(23☆4823)2017/11/08(水) 09:19:56.60
『ミス・ブロウディの青春』ミュリエル・スパーク 白水uブックス 202p
焦点がはっきりしない感じ。【D】

876touka(4☆6825)2017/11/10(金) 16:25:03.05
『スタンフォード式 最高の睡眠』 西野精治 サンマーク出版 251p 【C】

スタンフォード大学は睡眠研究の総本山なのだそうだ。そこの教授で研究所の所長でもある著者が、どうすればよりよい睡眠をとることができるかを書いた本。
毎晩7.5時間眠るのが最善なのだが、そんなこと言ってもどうにもならない現代人のために次善の方法を教授してくれる。入眠後、最初の90分間をどれだけ深く眠れるかによって、眠りの質は大きく左右されてしまうのだ。
なんて言われると余計に眠れなくなりそうだが…。体の表面(特に手足)を入浴、シャワーなどの方法で暖め、布団の中で冷ましていくのが効果あるらしい。皮膚温度と深部温度の差を縮めることがポイントらしい。
さすがに第一人者だけあって説得力のある内容を力強く述べるが、時に苫米地先生の顔をちらつくのはなぜだろう…。

877テタ(23☆5068)2017/11/14(火) 21:22:48.11
『くじけそうな時の臨床哲学クリニック』鷲田清一 ちくま学芸文庫 245p
問答形式。【D】

878テタ(23☆5275)2017/11/22(水) 21:55:54.93
『卍』谷崎潤一郎 岩波文庫 207p
【C】

879テタ(23☆5801)2017/11/28(火) 22:08:26.98
『すべての見えない光』アンソニー・ドーア 新潮クレスト・ブックス 526p
亡き人への思い。【C】

880テタ(23☆6085)2017/12/04(月) 20:49:17.17
『労働者階級の反乱』ブレイディみかこ 光文社新書 284p
後半がちょっと退屈。【C】

881touka(4☆7190)2017/12/09(土) 17:49:21.88
『単独行者(アラインゲンガー)・下』 谷甲州 ヤマケイ文庫 365p 【C】

作者にとって加藤は唯一無二の存在だがヒーロー然とした描写はほとんどなかった。寡黙な男というよりも、あとになって会話の真意に思い当たり後悔するタイプとして描かれている。
超人的な体力と脚力に任せて、ついでにもう一山二山登頂して帰る、みたいな山行を続けているので、そりゃあ遅かれ早かれ遭難するだろうって思える。
まだ登頂記録の出揃っていなかった大正時代だからか、とにかく誰よりも早くどこそこの山を厳寒期に制覇するというのが目的で、あまり登山の楽しさが感じられなかった。
どちらかといえば序章で、遭難した加藤を捜索する地元の案内人たちの計画性のある荷揚げ方法が、登山の極地法にそっくりだという描写の方が面白かった。

882テタ(23☆6418)2017/12/12(火) 22:25:56.89
『歴メシ』遠藤雅司 柏書房 169p
オリエント・ヨーロッパ世界の歴史料理の紹介。【C】

『弱いつながり』東浩紀 幻冬舎 164p
エッセイ。【B】

883テタ(23☆6794)2017/12/19(火) 21:13:48.25
『彼女たちの売春』荻上チキ 新潮文庫 376p
悲惨。【D】

884テタ(23☆7187)2017/12/26(火) 20:59:47.82
『奇巌城』逢坂剛 M・ルブラン原作 講談社 393p
大人になってから読むと、ちょっとしんどい。【D】

885テタ(23☆7469)2018/01/02(火) 07:57:17.30
『いちばんここに似合う人』ミランダ・ジュライ 新潮社 282p
短篇集。おもしろい。新しい感覚。【B】

886テタ(23☆7801)2018/01/08(月) 09:22:30.08
『船型代数学周遊』松谷茂樹 現代数学社 332p
知っていることを詰め込んであるだけで、読めない。【D】

887無名草子さん2018/01/12(金) 09:41:28.19
一般書籍よりもおすすめてきにネットで得する情報とか
グーグル検索⇒『稲本のメツイオウレフフレゼ

OHS1M

888テタ(23☆8211)2018/01/16(火) 20:19:16.38
『殺人者の顔』ヘニング・マイケル 創元推理文庫 410p
スウェーデン・ミステリー。【C】

889touka(4☆7477)2018/01/17(水) 17:46:32.59
『金融の世界史』 板谷敏彦 新潮選書 287p再読 【B】

株にまったく興味が無かった頃に読んだ本を再読。
メソポタミアから中世、大航海時代、大戦前後から現代リーマンショックまで、金融や株式の発展の歴史を、さまざまなトピックを連ねてまとめた本。
以前読んだ時にはまったく知らなかった名前が、今は知った名前としていくつも出てくるのが面白かった。著者はランダムウォーク理論は絶対ではないという立場だったのか。
まあそりゃそうだろうけれども、だからといって誰もがバフェットになれるわけではない。またそのうち読み返そうと思う。

890touka(4☆7668)2018/01/22(月) 13:36:33.34
『年収90万円で東京ハッピーライフ』 大原扁理 大田出版 191p 【B】

別の出版社だからか、具体的実践例については前著の内容とかぶるところが多い。
しかしそれに加えて、子供の頃に受けたいじめや、それが今でもフラッシュバックすること。また自身の死生観について書かれていて、より踏み込んだ内容になっている。
なるべく人に会わない生活をしていても、ことあるごとに「将来どうするの」「老後はどうするの」と、余計な口出しをしてくる人間は多いそうだ。
ありあまる時間を読書と思索に費やして形作られた素朴な死生観は、傾聴に値する。やがて他人や世間の承認なんていらんという境地に達するんだそうだ。

891テタ(23☆8555)2018/01/24(水) 22:41:34.86
『文盲』アゴタ・クリストフ 白水社 110p
自伝。【C】

『残響』町田康 講談社文芸文庫 234p
中原中也の詩によせる言葉。【D】

892テタ(23☆8808)2018/01/30(火) 22:28:59.25
『聖ペテロの雪』レオ・ペルッツ 国書刊行会 253p
【B】

893テタ(23☆9059)2018/02/05(月) 21:54:53.63
『座長ブルスコン』トーマス・ベルンハルト 論創社 251p
戯曲。【D】

894touka(4☆7890)2018/02/10(土) 13:39:10.03
『J・S・バッハ』 礒山雅 講談社現代新書 222p 【B】

まず目次からグールドについて書かれている部分を探しだしてそこを読む。ちゃんと評価されているのを確認したうえで、あらためて最初から読み始める。
バッハの生涯を中心に、その音楽、演奏の変遷などについてまとめられた入門書。変に神格化せず、人間バッハとして語られていて、興味がある人なら面白く読み進めることができる。
そしてなにより、バッハの曲を理解するためには信仰が必要なのかという、私たちにとって肝心の設問について述べられている点に読まれるべき価値があると思う。
神が聴き手だということになれば、音楽は人間の耳を超えることができる。人間の限界を超えようとするそのベクトルこそバッハの本質であり、狭い意味での宗教の枠内に収まっているのではない。

895無名草子さん2018/02/11(日) 15:05:40.06
ブコフが足もと見すぎなので…

一応全部送料込みで計算したらアマゾンの最安よりも安くしてるのよ。

マラソンのお手伝いになれば


https://www.mercari.com/jp/u/320877151/

896テタ(23☆9274)2018/02/13(火) 21:24:22.77
『眠りなき狙撃者』ジャン=パトリック・マンシェット 河出文庫 215p
【C】

897touka(4☆8127)2018/02/16(金) 13:37:37.63
『だめだし日本語論』 橋本治 橋爪大三郎 大田出版 237p  【C】

日本史上における日本語の変遷についての対談。特に駄目を出しているようなところはないので、肩すかしを食らった感がある。
橋本治と橋爪大三郎は同い年で同じ東大卒。当時から橋本治はめだっていたらしい。本人の回想では全然そうは感じなかったけど。
最初から橋本治に教えを請うってスタンスなので、対談によるシナジー効果が感じられず、橋本治読者としてはだいたいどこかで読んだ事のあるネタばかりだった。この対談を通して自分のプロパーに橋本治の存在を示したかったのだろうか。
どうせ対談するなら、生前の岡田英弘と橋本治との対談を読んでみたかった。

898テタ(23☆9652)2018/02/20(火) 20:41:56.70
『バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎 光文社新書 378p
ポスドクのひとつの身の処し方。【B】

899touka(4☆8366)2018/02/23(金) 16:09:42.67
『池澤夏樹、文学全集を編む』 編・河出書房新社編集部 河出書房新社 239p 【C】

河出書房の日本文学全集の前に世界文学全集が出されていたことをこの本で知った。
いまさらホメロスから始まるような文学全集を作ってもしょうがない(文庫で手軽に入手できるし)というところから始まって、戦後から20世紀の終わりまでと期間を区切って収集し、それをむりやり世界文学全集と名打って世に出すという戦略がよかった。
目録に目を通してみると、日本の方はともかく、世界文学全集の方はほとんど知らない作者、作品ばかりで、片っ端から読みたくなってしまう。推薦文も意欲をそそられる。
ここからここまでという枠を示してもらえるのはどこかゲームにも似ている。もしくは筋トレ、深夜に起き出した拒食症患者がガシガシとビスケットを食べるような。

900テタ(24☆3)2018/02/27(火) 22:27:51.93
『春と修羅』宮沢賢治 ほるぷ出版 351p
【C】

901touka(4☆8603)2018/03/01(木) 08:45:25.07
『音楽の聴き方』 岡田暁生 中公新書 237p 【D】

音楽の聴き方について新たな知見があればと思い、手に取ってみたのだが、「私の」音楽の聴き方でしかなかった。
音楽(クラシック音楽)を言葉で読むことが大事といいながら挙げてくる例がABAのソナタ形式であったり、長調は明るく、短調は暗く、トロンボーンは地獄を表し、ホルンは郵便馬車や狩猟を象徴する、といった類の記述がつづられている。
その程度のものでしかないのなら、前世紀の遺物として全部博物館に押し込んどけと言いたい。文章のほかの部分もだいたい引用のつなぎ合わせで、牽強付会な感じがはなはだしい。
特に本書の終盤、初めて書いた本でもなかろうに、行間から滲み出してくる著者の「私が!私が!」のエゴで気分が悪い。

902テタ(24☆245)2018/03/06(火) 21:32:02.81
『方程式のガロア群』金重明 講談社ブルーバックス 242p
1の17乗根が詳しい。【B】

903touka(4☆8837)2018/03/09(金) 12:02:17.50
『バレンボイム音楽論 対話と共存のフーガ』 D・バレンボイム 蓑田洋子・訳 アルテスパブリッシング 234p 【C】

音楽論というより、音楽による政治活動の活動報告って感じ。
イスラエル問題の解決に向けて活動しているが、コスモポリタンとか二つの民族の平等な権利とか、ぱっと見文句のつけにくい言葉を恣意的に使って理論武装している。頭の中に厚い壁があって、そこから先は決して見ようとしないんだなあ。
この人の話を聞いていると、その表向きの寛大さとは裏腹に、音楽は選ばれた一握りの人たちのもののように感じてくる。音楽とは本来、愉快な暇つぶしと考えるアラブ社会の方がよっぽどまともだ。
ただ、スピノザに関して書かれた部分だけはよかった。

904テタ(24☆632)2018/03/12(月) 08:32:48.46
『傷だらけのカミーユ』ピエール・ルメートル 文春文庫 387p
三部作の完結編。【C】

905テタ(24☆1022)2018/03/20(火) 21:16:12.63
『漱石先生の手紙が教えてくれたこと』小山慶太 岩波ジュニア新書 219p
【C】

『屋根裏の仏さま』ジュリー・オオツカ 新潮社 171p
一人称複数による語り。【B】

906テタ(24☆1323)2018/03/27(火) 20:52:10.16
『圏論の歩き方』圏論の歩き方委員会編 日本評論社 301p
オムニバス形式。分からないことだらけ。【C】

907テタ(24☆1509)2018/04/02(月) 06:37:02.46
『リーマン予想のこれまでとこれから』黒川信重 小山信也 日本評論社 186p
【C】

908touka(4☆9282)2018/04/09(月) 12:35:38.02
『世界文学全集I-01 オン・ザ・ロード』 ジャック・ケルアック 訳・青山南 編・池澤夏樹 河出書房新社 445p 【C】

この作品を第1巻に持ってくることで今回の文学全集全体の方向性を出した、と言うのでこの本から読み始めてみたが、なかなかに前途は多難のようだ。
1940年代戦後のアメリカ大陸をヒッチハイクや友人たちの運転で東西に何度も往復する話。まだテレビではホームドラマが全盛だった頃に出版された本書は、その後のアメリカ、そして日本の文化に絶大な影響を与えた、らしい。
この長大な話を読み終わって、結局よかったのは、最初に友人を追いかけて語り手が一人でニューヨークからカリフォルニアまでヒッチハイクで旅する部分で、行く先々で仕事を探したり、半ば住み着いちゃったりしてたとこだけだった。
その後友人と合流してからの無茶なドライブ旅行やどんちゃん騒ぎは惰性って感じ。老子に言う『そのいずるところ遠くして、知るところ少なし』。

909テタ(24☆1892)2018/04/10(火) 21:39:50.67
『大阪ラビリンス』有栖川有栖編 新潮文庫 383p
アンソロジー。【D】

910テタ(24☆2321)2018/04/17(火) 20:48:20.69
『ウォール街の物理学者』ジェイムズ・オーウェン・ウェザーオール 早川書房 397p
金融工学の始まりが分かる。【C】

『西加奈子と地元の本屋』大阪の本屋発行委員会 1408B 32p
【C】

911touka(4☆9685)2018/04/18(水) 17:41:49.21
『グレン・グールド発言集』 グレン・グールド 編・ジョン・ロバーツ 訳・宮澤淳一 みすず書房 403p 【A】

生前のグールドのインタビューやラジオ、テレビ用の台本、ライナーノーツなどをまとめた本。以前の著作集よりも訳がこなれていて読みやすく、注も原注にあわせて訳注が充実している。
グールドが自分の番組内でしゃべる内容は専門的過ぎて、当時は(今も)視聴者はなにを言っているのかよくわからなかったろうが、その不思議な熱意と静かな知性が、そこで語られている事は確かに価値のあることだと印象を抱かせ、観ている者を引き込む力を思っている。
日本では二度目に出た全集のグレングールドエディションには、放送で使われた音源などがボーナストラックとして含まれているが、はからずも本書で、それら生前未発売の曲への言及を読むことができるのは嬉しかった。
もちろん、ピアノあってのグールドだが、その書かれたものからも、孤独を十全に満喫している人生を読み取ることができて慰められる。

912テタ(24☆2637)2018/04/24(火) 21:12:43.26
『屍人荘の殺人』今村昌弘 東京創元社 316p
二つの組み合わせ。【B】

913テタ(24☆2906)2018/04/30(月) 05:30:02.85
『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』川添愛 朝日出版社 269p
人工知能物語。【C】

914touka(5☆0176)2018/05/01(火) 20:37:52.93
『マタイ受難曲』 礒山雅 東京書籍 491p 【C】

『マタイ受難曲』の研究に自分の四十代を費やしたという著者による本書は、門外漢でも読みやすい工夫がされている好著である。
問題は対象のマタイ受難曲、いや、曲はいいのだが、そこで語られている聖書の言葉、も案外ひとつの物語として面白く聴けるのだけれど、合間合間に挟まれるコラールやアリアの歌詞、これは作曲当時の信仰に基づいて作詞されたものだが、
これがちょっと、一種異様な空間を作り出しているというか、なんだか洗脳装置に掛けられているような気がしてくる。幸いなのはドイツ語なので、普通に聴いているだけなら何を言っているのかまったくわからないことか。
youtubeのgerubachという人のチャンネルで、演奏に併せて楽譜がスクロールしていく動画を見ながら読みすすめた。

915テタ(24☆3151)2018/05/08(火) 23:03:49.63
『あなたを選んでくれるもの』ミランダ・ジュライ 新潮社 245p
市井の人たちへのインタヴュー集。【B】

916テタ(24☆3414)2018/05/15(火) 21:24:49.32
『パブリック・スクールと日本の名門校』秦由美子 平凡社新書 263p
表面的。【C】

917テタ(24☆3651)2018/05/22(火) 23:31:17.71
『結び目理論の圏論』伊藤昇 日本評論社 237p
附いていけなかった。【C】

918touka(5☆0730)2018/05/24(木) 09:32:08.25
『グレン・グールドの生涯』 オットー・フリードリック 訳・宮澤淳一 青土社 554p 【C】

グレン・グールドの伝記。膨大な資料に当たり、インタビューを行ってこれだけのものを書き上げた著者の手腕は素晴らしいが、一部のレコードに対して著者の好悪に過ぎない批判が書き連ねられているのが気になった。
『北の理念』などの対位法的ラジオや『スローターハウス5』に音楽担当として参加した経緯など、これまであまり触れられてこなかった部分にもページが割かれていたのがよかった。
しかし550ページを越える大著になってもまだ、多くのレコードの制作背景や意図など、読みたかったのに抜け落ちている要素も多い。グールドはなぞなぞを出すようにしてレコードを発表していったから、ファンはそれを解く手掛りにいまだに飢えているのだ。
「『これまでで今の生活がいちばん幸せなんだ』グールドはふとそう言ったのである」

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